こんにちは、ド慎重パパです。
「固定資産税ってなに?」「家屋調査の準備はどうすればいいの?」と思っていませんか?
”固定資産税の家屋調査”は新築を建てると必ず訪れます。
知っておくことで、固定資産税について理解を深められたり、家屋調査の不安も軽減できます^^
この記事を読むと、こんな内容が分かります。
- 固定資産税の家屋調査とは
- 家屋調査は何をみているのか
- 当日の様子(わが家の体験レポート)
- 調査の方に聞いてわかった見ているポイント
- 固定資産税の計算方法
それでは、さっそくみていきましょう。
わかりやすい固定資産税の家屋調査
固定資産税の家屋調査とは
『国の基準に当てはめて、もういちど同じ建材を使って建てたときの課税標準額(評価額)を決めるための家屋の調査』のこと
わかりやすくいうと
- 家を建てたから市町村に税金(固定資産税)を支払ってほしい
- その税金は家の値段(価値)によって変わってくる
- この家の購入金額は○○万円だが、その金額は建てた住宅会社によって変わる。そのため、国が”同じ建材を使って”同じ家を建てたときにかかる金額を、この家の値段(課税標準額)にしたい
- そのために、どんな建材で建てられているか家の中を確認したい
これが固定資産税の家屋調査です。
家屋調査は何をみているの?
みているもの・みていないもの
みているもの(関係あるもの)
みていないもの(関係ないもの)
昔と今で「みているもの」が変化した
ひと昔前では家の中をとにかく細かく見ていました。
しかし、専門的な知識がない市の職員が調査を行っているため”調査に来た人により評価額が変わってしまう”という問題があったそうです。
そこで、現在では”誰がみても評価額が変わらないような調査の仕方”に変更されました。
例えば、キッチンの場合、昔は天板の素材まで細かくみていましたが、現在は幅の長さしかみていません。
つまり、昔は言い方ひとつで得したこともあったようですが、今ではごまかしたり、媚びを売ったりしてもあまり意味がなくなったということですね^^
家屋調査当日の様子【わが家の体験レポート】
当日の様子
自分たちが用意しておいたもの
(市の職員で、物静かな雰囲気の40代くらいの方でした)
家屋調査の流れ
- 当日の流れを簡単に説明される
- 家屋調査開始
自分たちが用意しておいた図面に調査員がメモしていくスタイル - 家の中を一緒についてまわる
施主はとくにやることはない
20分くらいで家屋調査終了 - その後、ダイニングに座って説明を受ける
「①固定資産税について②不動産取得税について③確定申告について」 - 終了
家屋調査では実際は何を見ているのか?【細かく聞いちゃいました(笑)】
家の建材を調べるために家屋調査をしていることはわかったけど、実際はどんなところをメモしているか単純にとても気になりました(笑)
まず、簡単にいうと家屋調査の仕方が新しくなり”どんな調査員でも同じ評価になる”ことが大前提になります。
なので聞いて分かった評価の仕方も、ものすごくシンプルでした^^
使用されている建材ごとにポイント制になっており、良い建材になるほどポイントが上がり、評価額(固定資産税の金額)が上がってしまうということのようです。
建材ごとのポイント優劣
床
合成樹脂<フローリング<タイル
玄関床
モルタル<タイル
壁
クロス<塗り壁<タイル
外壁
サイディング<ALC<塗り壁<タイル
洗面化粧台
基準値 幅75㎝
それより大きければポイントUP
お風呂場
基準値 160㎝×160㎝
それより大きければポイントUP
当日は覗くだけで図面による大きさのみ
トイレ
和式<水洗式
昔はトイレ内手洗いも見ていたが今は関係ない
キッチン
基準値 幅255㎝
それより大きければポイントUP
昔は素材まで見ていたが今は幅のみ
IHとガスは関係ない
給湯器
エコキュート 基準値 370L
ガス給湯器(エコジョーズ) 基準値 24号
インフラ
電気のみ(オール電化)<電気+ガス
吹き抜け
関係なし(あることでポイントはあがらない)
和室の小上がり部分
関係なし
階段
関係なし
昔は手すりがあるかないか今は関係なし
建具(ドア、窓)
関係なし
大きければその分は壁面積を減らせる
パントリー、押し入れ、床下収納
見られなかったが地区により見られる場合もあるそう
ウォークインクローゼット、シューズクローゼット
床壁天井のみ見ていた
ベランダ
シート防水<FRP防水
※多少は地域によって違うかもしれませんがおおよそこんな感じだそうです!
固定資産税の計算方法
固定資産税とは、市町村に支払う税金です。
支払いについては地域により異なり、自分たちは年4回に分けて支払います。
新築の場合は減額の対象になります♪(※対象基準あり)
減税は3年間は半額(1/2)になります。
『固定資産税 = 建物の価値(家屋調査で算出した評価額) × 3年後に建てた額(3年後の建材の価格により決まる)』
固定資産税の見直しのことを「評価替え」といい、3年に1回行われます。(前回は2018年度、次回は2021年度)
見直しにより固定資産税が上がることはない。現状維持or減額
国の基準により建物の価値がゼロになることはない(→固定資産税はゼロにならない)
例えば100年後も建物の価値はゼロにはならず、最低でも評価額の20%はかかります。
一般的な木造住宅で20%まで下がるのは25年後・・・
【わかりやすい固定資産税の家屋調査】まとめ
いかがだったでしょうか?
固定資産税と家屋調査についてなんとなくイメージが付いたと思います。
家屋調査における準備は図面だけなので、当日は自慢のオウチをドーンと紹介してやってください^^b
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