
マイホームに住みはじめて数年後、あなたが間取りで落胆する事態にならないためにやることはたったひとつ。
それは
『先輩たちの失敗をたくさん知ること!』
よくある間取り失敗例
家をいちど建ててしまってからでは簡単に変更ができないのが「間取り」です。
だからこそ、先輩たちの失敗事例をたくさん知って自分の家の間取りを改善していきましょう。
玄関・リビング・和室・キッチン・ダイニングの間取り失敗事例についてまとめていきます。
玄関・シューズクロークの失敗

玄関は家の「顔」
毎日必ず通る玄関は、気持ちのON・OFFを切り替える大切な場所です。
しかしLDKを充実させたくて玄関の面積や予算を削るというのはよく聞きますね。
玄関・シューズクロークのよくある失敗
- 狭い
- 暗い
- 収納が足りない
- 通行人から中が丸見え
玄関・シューズクロークのよくある失敗:改善方法
狭い
玄関は縦長よりも横長のほうが広く見える効果があります。
横長玄関だと2人並んで靴をはけるので子どもが喜びますよ^^

ほかにも、吹き抜けにすることで圧迫感をなくしたり、姿見鏡を置くことで広く見せる効果もあります。
暗い
できれば採光は玄関扉と窓の2か所ほしいところ。
吹き抜けにすることで明るさUP。
土間タイルや玄関ホールを白系にすることでも印象は軽くなります。
照明を人感センサライトにしておくと暗がりでスイッチを探す手間もなくなり、壁が汚れることもないのでオススメです^^

シューズクローク
ウォークスルー(玄関ホールかリビングに抜けられる)にするか、独立型にするかがポイントです。
事前に置くものを想定して広さを決めるのも重要です。
事前に置くもの案靴
カバン、傘、カッパ、ゴルフ用品、スキー・スノーボード、ボール、ラケット、キャンプ用品、ジャンパー・コート、帽子、ベビーカー、スポーツ・アウトドア用品、芝刈り機、自転車、三輪車、タイヤ、工具、洗車道具、クリスマス・正月飾りなど、灯油、ほうき、ちりとり、ガーデニンググッズ、脚立、防災グッズ、ビニールプールetc
リビングの失敗

リビングはON(友達とワイワイ)とOFF(家族とリラックス)のバランスが大切。
間違っても住宅展示場のようなON重視のリビングにしないように注意。
年間を通してお客さんをどれくらい呼ぶかによりますが、ほとんど呼ばない方はOFF重視のリビングのほうが失敗しないかもしれません。
リビングのよくある失敗
- 狭い
- 暗い
- リビング階段:寒い・気が抜けない
- 吹き抜け:寒い・音、匂いが2階まで・電球が変えられない・窓の掃除ができない・2階にもう1部屋つくればよかった
- 2階リビング:夏は温室・玄関から冷蔵庫が遠い
- 家具を買ったら狭くなった
- 通行人から丸見えでカーテンを開けられない
- 生活感がでてしまう
リビングのよくある失敗:改善方法
狭い
開放的なリビングのために天井高を上げるのは注意。
天井高をあげることのデメリットも学んでおくことが重要です。
▶わが家が天井高2400を選んだ意外な理由とは?【答えは建具の高さ】
LDKを広くする裏技として「お風呂+洗面台+脱衣所」を2階に持ってくる方法もオススメ。
▶2階にお風呂は小さな子供がいても困らない?【わが家は大丈夫でした♪】
暗い
道路に面したリビングだと昼間でもカーテンを開けづらいことがあります。
そんな場合は、すりガラスの窓をうまく取りいれてあげることでカーテンなしで光だけ取り入れることができます。
吹き抜けにすると解放感も明るさも抜群です。
▶北道路の土地の魅力♪住んでわかったメリット&デメリットの対策
リビング階段
リビング階段でも階段前にトビラを設置することで”寒い問題”を解決できます。
子どもがいつ友達を連れてくるかわからないので気が抜けないという問題もあります。
吹き抜け
リビングにある大きな吹き抜けは開放的で憧れますが、かえって落ち着かなくなったという方もいるようです。
天井にシーリングファンをつけて空気を循環させると寒さも軽減出来ますし何よりカッコいいです。
吹き抜けにすると音が2階ままで響くことに驚かれる方が多いようです。
リビングで話している声が2階の部屋まで筒抜けになることがストレスに感じることも。
大きな吹き抜けはデメリット・メリットともに大きいので2階の面積を削ってでも吹き抜けが欲しいのか?を真剣に考えたほうが良さそうです。

2階リビング
夏の暑さは覚悟が必要ですが、その代償として得られるものはたくさんあります。
玄関の正面に階段を取り付けることで、スーパーで買った食材を2階冷蔵庫まですばやく運べます。
2階から玄関の施錠・開錠ができるドアホンを付けると利便性アップ。
2階にあるお風呂などの配水管(PS:パイプスペース)が1階のどこを通るかもよく考える必要がある。
お風呂の真下が寝室だと排水音が気になることも。
家具を買ったら狭くなった
間取りづくりのタイミングで、間取り図に家具の大きさも書き込んでおくと家具系での失敗が減ります。
なかでも「3Dマイホームデザイナー」を使えば、ほぼほぼこういった失敗はなくなるでしょう。
▶マイホームデザイナーは使い方カンタン♪失敗しない家づくりのために
生活感がでてしまう
お客さんが来たときに”OFFからON”に切り替えやすい工夫をしておく。
LDKにおけるOFFからONに切り替えやすい工夫
- ファミリークローゼットをリビングに設置
- キッチンの背面収納にトビラをつける
- 洗濯を部屋干しする場合は、リビング以外のところに干せる場所を設けておくetc
ほかにも普段から生活感がでないように収納のコツを覚えることで、自然と家族も片づけに協力的になります。
▶整理・整頓の違いをわかりやすく解説!自然と片付くマイホームづくり
和室・畳コーナーの失敗

和室や畳コーナーは、小さな子どもがいるかどうかで必要性が変わってきますね。
和室・畳コーナーのよくある失敗
- 小上がりで圧迫感がある。
- 小上がりでお掃除ロボットが入れない
- 離れの和室にしたがあまり使わない
- リビングと隣接させれば良かった
- 北側に設置したら寒かった
- 部屋の雰囲気に合わない
和室・畳コーナーのよくある失敗:改善方法
小上がり和室・畳コーナー
小上がりの高さは、10・20・30・40センチから選ぶのが一般的。
小上がり部分に収納したい場合は30センチ・収納しない場合は20センチがオススメ。
▶小上がり畳の高さオススメは?【わが家が20センチを選んだ理由】

寒さ
和室の寒さ対策には床暖房がオススメ。
基本的に直接座る畳は床暖房と相性がいいです。
畳の種類
琉球たたみ(モダンで半畳のタイプ)もあるので参考にする。
小上がり畳の角
角が出っ張っていて足をぶつける対策として面取りをする方法もあります。
キッチン・ダイニングの失敗

すてきなキッチン&ダイニングをつくるためには調理動線&ごみ動線が大切。
キッチン・ダイニングコーナーのよくある失敗
- 調理動線が悪い
- ごみ動線が悪い
- 通路の幅がせまいのですれ違いづらい
- コンセントが足りない
- 生活感がでる
キッチン・ダイニングコーナーのよくある失敗:改善方法
調理動線
- 冷蔵庫から食材を取り出す
- シンクで洗う
- 切る、刻む
- 焼く、煮る
上記の流れがスムーズにできるような間取りだと日々のストレスが減ります。
そのためには下図のようにシンクの近くに冷蔵庫を配置するのが良いです。

上記の流れをアタマにいれておけばI型、L型キッチンなど、キッチンの配置が代わっても対応できます。
そして、このような知識は「間取りの方程式」という本から学びました
ごみ動線
キッチン通路
コンセントが足りない
生活感がでてしまう

よくある間取り失敗例:まとめ

以上が「よくある間取り失敗例」でした。
なにか一つでも参考になれば嬉しいです!
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